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日常を書き殴る!
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    「よーい。ドン!」

    ピストルの音と共に彼は1人、いきなりの逆走。みんなが度肝を抜かれている頃、彼は1人ニンマリとほくそ笑んだのだろうか。

    小学校の時の運動会のリレーでの話しです。1年生から6年生までのクラスの代表選手がリレーをすると言う「クラス対抗」ならぬ「全学年混合リレー」なるものがありました。僕は他に取り得はないのですが足だけは速かったので選手に選ばれました。リレーは1年生の代表からのスタートで第2走者は2年生と言った具合に一学年ずつ上位学年にバトンを渡して行くといった方式です。

    リレーが開始するピストルの音と共に彼は1人、いきなりの逆走。僕のチームの1年生代表がスタートの合図と共に1人逆走してしまったのです。

    彼の逆走のお陰(?)で我がチームは当然、最後尾でゴールを迎えることになったのですが他との差が歴然で競争になりませんでした。各学年、各クラスから選出された走者にとって責任重大で相当のプレッシャーのかかるはずだったこの競技。僕達のチームにとって緊張感がないものとなってしまいました。その変わりに安堵感がありました。他のチームと接戦でなかったので必死にやることもなかろう。と。

    他との競争を強いられない状況では緊張感はなくなり逆に安堵感が生まれてしまうことは想像するのはそう難しいことではない。例えば、誰かが転んだら?例えば、誰かがバトンを落としたら?
    例えば、誰かが逆走したら・・・
    恐らく緊張感は一気になくなり諦めの中に安堵感が芽生えることでしょう。それが運動会のリレーのように短い時間で終わってしまうものであればなおさらです。

    僕らの人生には大なり小なりアクシデントがつきものだ。どんなに悲しいことがあっても、容赦なく明日はやってくるし、どんなに嬉しいことがあっても、同様に時間は過ぎ明日はやってくる。

    長い長いリレーです。転んでも立ち上がってまた走る。バトンを落としたら拾ってまた走る。逆走しても正してまた走る。疲れたら歩く。もうダメだ、と思ったら止まって休んでまた走る。長い長いリレーです。少しくらい遅れても巻き返しはききます。僕らは誰かと競争している訳ではないけど緊張と安堵を繰り返しながら、いろんな想い出を作りながら、前へ前へと進んでいきます。

    今日の僕から明日の僕へバトンを渡す。昨日の僕へバトンを戻すことはできませんが、振り返ることはできる。昨日の僕は一生懸命走ったのだろうか?なんて。昨日の僕は今日の僕の走りを応援してくれてるはずです。精一杯走ったのだから。

    今日も走りたいと思う。バトンにのせた様々な思いを明日の僕に届けるために。
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